学校日誌

5年生家庭科 和食文化に触れて味わう

2023年10月24日 15時59分

教育委員会学校教育課の事業の一環で、3名の講師の方々をお招きし、和食文化に触れる授業を行いました。
【講師】
和食処「なかや」深田浩介 氏 
焼津かつお節製造職人 (株)ヤマ十 増田優介 氏
浜松みそ・醤油製造職人(有)加藤醤油 虎岩博之 氏

5年生の家庭科で「ご飯とみそ汁」について学習します。まず、みそ汁作りでは初めて出汁の取り方について学びます。
初めに、焼津かつお節職人の増田氏から「かつお節」ができるまでを、現地とのリモートで工程について分かりやすく説明していただきました。
初めて聞くこと、見ることがたくさんあり、5年生はとても興味深く画面に見入っていました。煙でいぶして燻製にすると、5分の1くらいの大きさになることや、完成までに3~4か月かかること等、丁寧に教えてくださいました。


そして、その「かつお節」を使って、和食処「なかや」の深田さんが出汁をとり試飲させてくださいました。一つは、昨夜から水出しした昆布出汁。もう一つは、それにかつおを加えた出汁の二つです。それらを飲み比べ、香りと味を感じました。「昆布&かつおの出汁がおいしい。」「甘みも感じる。」「かつおの香りがすごくする。」と、感想を述べながら出汁を味わいました。




さらに、そこへ浜松みそ・醤油しょうゆ製造職人の虎岩氏が味噌の原料や製造工程について説明してくださいました。大豆・塩・米(麹)の実物を見せていただいた後、熟成途中の味噌と完成した味噌の2種類を味見させてくださいました。
発酵食品のよさや昔の人の知恵など、触れることができました。




和食に関係するプロの方々のお話は、子供たちはもちろんのこと、参観した保護者や地域の方、教員もたいへん興味深く「和食って、すごい。」と感じた授業でした。講師の方々のおかげで、日本の伝統文化である和食について関心をもち、これからの家庭科の学習につながる貴重な体験ができました。
講師の皆様、ありがとうございました。