4年生 総合的な学習
2024年1月24日 17時10分4年生の総合的な学習で福祉について学んでいます。今回は、静岡県補助犬支援センター理事長の川口 綾 氏とヘルパーの高橋氏をお招きして、盲導犬についてお話していただきました。川口氏は、御自身が盲導犬ユーザーです。盲導犬の仕事や、ユーザーとしての日常生活について教えていただきました。
川口氏は、目が見えなくなるまでは犬を飼ったことがなく、犬との生活に不安があったそうです。しかし、リハビリや目の見えない人の生活訓練を受けながら、少しずつ盲導犬との生活を始め、今では盲導犬との生活が日常となったということも教えてくださいました。しかし、時々、盲導犬と一緒に飲食店等に入るとお店の人に断られることもあるそうです。そのときは、「身体障害者補助犬法」についてお店に伝えて理解を得られるようにされているそうです。だれもが暮らしやすい社会になるとよいです。
川口氏のお話より
「盲導犬の目を借りて目的地まで移動しています。私が目的地までの地図を頭に描き、盲導犬は安全に気を付けながら指示どおりに人を目的地まで移動する仕事をしてくれています。人がハーネスを持った瞬間から、犬は仕事だと理解して、その人の言うことを聞いて行動するのです。だから、別の人が犬に声を掛けたり、食べ物を与えたりすると、目の見えない人は困ってしまうので、犬が仕事をしているときは犬に声を掛けたりしないでくださいね。」
「目の見えない人がいて、周りをきょろきょろしていたら、見ているわけではなく、音を頼りに周りの様子を伺っているので、そういうときは『お手伝いすることありますか。』等、声を掛けてもらえるとうれしいです。」
4年生は、自分はどうするとよいか考えるとともに、次の学びにつながる貴重な学習ができました。
川口さん、高橋さん、ありがとうございました。